こんにちは、KEIです。
前回の記事では、
中学時代の僕には
「師匠」と言える存在の人が
いたという話をしました。
今回の記事では、
僕がこの「師匠」から学んだ
最も大切な事についてお話しします。
師匠と僕が通っていた
塾の英語の先生は超スパルタで
毎日怒鳴りつけられていました。
(ちなみに女性の講師です)
宿題もかなり多く、
やらないで塾に行くと怒鳴りつけられ、
教室の外に追い出され、
最悪はそのまま家に帰らされました。
宿題が大嫌いだった僕は、
やらないまま塾に行くことが多く、
何回も家に帰らされました…
ある日の事です。
僕は相変わらずですが、
宿題をやらないまま塾に行っていました。
ただ、その日が他の日と違うのは、
確信犯で宿題をやらなかったわけではなく、
宿題の存在を忘れていたのです。
僕の頭の中には
また怒鳴りつけられる様子が思い浮かび、
嫌な汗が出てきました。
そして、師匠であるA君に
次のように頼んだのです。
「頼む!宿題を見せてくれ!
すぐに写すから!!」
A君から僕は言われました。
「俺は必死に努力して宿題をやってきた。
なぜ、お前みたいに努力しない奴に
それを見せてあげる必要がある?」
この時、
雷に撃たれたような衝撃が
僕の体を走り抜けました。
叱られた事がショックだったとか、
叱られた事にムカついたわけではありません。
「A君が努力をしている」という現実に
僕はショックを受けたのです。
「成績が良い人は努力をしている」
今の僕には当たり前の事であっても、
当時の僕には当たり前ではなかったんですね。
なんか楽して成績を上げる方法とか、
裏技みたいなものがあると思っていたんです。
特に、当時のA君は、
中学で僕と同じクラスだったし、
同じ塾に通っていました。
塾でも学校でも一緒に行動し、
休みの日も一緒に遊んでいました。
つまり、ほとんどの時間を、
A君と僕は一緒に過ごしていたんです。
でも、僕よりも
A君の方が圧倒的に成績が良い。
だから、僕は、
A君は何か裏技みたいな事を知っていて、
それが原因で成績が良いのだと
思っていたのです。
それが違った…
僕はA君と遊んで
疲れて寝てしまっていたのに、
A君は必死で
塾の宿題をやっていたのです。
「宿題はしっかりやるべきだ」とか、
そんな話をしているのではありません。
というか、正直に言うと、
僕は今でも宿題には否定的です。
そうではなくて、成績の良い人は、
やはり相応の努力をしているという事です。
効率の良い方法もある事はありますが、
それでも最低限必要な努力の量というのは
もちろん存在します。
その最低限必要な努力をしようとせず、
「何か裏技がある」と思っていた当時の僕は、
成績が上がるわけない人間の「思考」でした。
「裏技を使って一発逆転!」という
レベルが低すぎる人間の思考をしていたのです。
そんな僕の目を覚ましてくれたのが、
上記のA君の言葉だったわけです。
何事でも同じだと思いますが、
優秀な成績を出している人は、
当たり前の事をひたすらやっています。
裏技探しのような無駄な時間を使わず、
当たり前の事を積み上げています。
僕が「NEO UNIVERSE」で教えている事も、
正直、当たり前の事だけです。
楽して成績を上げる裏技ではありません。
たしかに、一般常識とは違うので、
みんな最初は「えっ?」と言います。
でも、論理立てて解説した後は、
「たしかによく考えれば当たり前の事ですね」と
ほとんどの人が言います。
学校や塾・予備校の勉強方法は、
大量の授業や宿題をこなす方法ですよね。
だから、僕の目から見ると、
「優等生型」の勉強方法なんです。
でも、あんなにたくさん勉強できる
優等生ばかりではありません。
もっと効率良く勉強しないと
最後までやり切れない人もいるのです。
僕が「NEO UNIVERSE」で教えている方法は、
そういう人に向けた方法です。
つまり、
「効率良く成績を上げる方法」であり、
「努力なしで成績を上げる裏技」ではない
という事です。
中学に入学した頃の僕は、
努力なしで成績を上げようとしていました。
まさに「偏差値30の人間の思考」でした。
そんな僕の目を覚ましてくれたのが
上記のA君の言葉です。
この時から僕は、
「偏差値70の人間の思考」に
近付いていったのです…