こんにちは、KEIです。
多くの受験生は、
「過去問は直前期に最終確認のためにやるもの」
と勘違いをしています。
その勉強方法では、
自分が受験する大学や高校で
どんな問題が出題されるかを把握しないまま、
受験勉強を開始するという事です。
それは、例えて言えば、
見知らぬ土地で地図を持たずに
目的地を目指すのと同じ事です。
それでは、
多くの時間を無駄に使ってしまい、
非効率的すぎます。
そうではなくて、
早い時期から過去問研究をしておけば、
入試問題の出題傾向をよく知った上で
受験勉強を始める事ができます。
それは、地図をよく見ながら、
目的地を目指すのと同じ事です。
効率的に目的を達成できます。
また、こちらの記事で話したように、
過去問演習を定期的にする習慣をつける事で、
「記憶のメンテナンス」ができます。
問題演習をする習慣をつければ、
自分が忘れてしまっている分野はどこなのか、
定期的に確認できますよね。
その演習材料が過去問であれば、
受験校の出題傾向に慣れる事もできるので、
一石二鳥になるわけです。
だから、意識の高いあなたであれば、
過去問演習・研究の重要性に
とっくに気付いてくれたでしょう。
しかし…
残念ながら、
それでも過去問演習を始める人は
かなり少ないという現実があります。
僕のブログを読んでくれている
あなたのように意欲が高い人であっても、
まだ始めていない可能性が高いでしょう。
※
あなたが既に過去問演習を始めているのなら、
決めつけてしまって申し訳ないです。
あなたと同じくらい
意欲が高くて賢い人を集めても、
その大部分はまだ
過去問演習を始めていないという意味です。
僕はその理由もわかっています。
過去問演習を
後回しにしてしまう理由です。
「過去問は直前期にやるもの」
この業界に蔓延しているくだらない常識です。
僕のブログを読んでいる賢いあなたであれば、
こんなくだらない常識とはサヨナラしてください。
今までに説明してきたように、
論理的に考えれば、
過去問演習は早く始めた方が
絶対に有利ですから。
でも、僕が今言っているのは、
その論理・理屈を理解していても、
それでも過去問をやらない人が多いという事です。
その理由は、
過去問は全範囲から出題されているので、
入試直前まで未習分野がなくならないから
だと思われます。
やはり、
まだ習っていない分野があると、
「実践演習をやりたくない」というのが
正直な気持ちだと思います。
「悲惨な点数になるのが嫌」
というのもあるでしょう。
「習ってないからやっても無駄」
というのもあるでしょう。
だから、理屈では、
「過去問を早めに始めた方が有利」
とわかっていても、
なかなか手を出せないのだと思います。
その気持ちは僕も理解できるし、
論理的にも正しいと思います。
習ってない分野の問題演習をしても、
それは時間の無駄ですからね。
だから、僕は、
過去問演習を単元・分野別にやる事を
オススメしています。
すでに習っている単元・分野や
強化しておきたい単元・分野の過去問を
徹底的に演習するという方法です。
僕は、初期においては、
複数科目を同時に勉強するのではなく、
一科目に集中した方がいい
という考えを持っています。
まだ成績を上げた経験がなくて
モチベーションが高まっていない状態では、
複数科目同時に成績を上げるのは困難だからです。
でも、1科目(得意科目)に集中すれば、
成績はかなり上がりやすくなりますよね。
そうやって成績を上げて
モチベーションを高めてから、
複数科目を勉強した方が
成績は上がりやすいはずです。
この理屈は単元・分野でも同じです。
全単元・全分野の演習をするよりも、
1つの単元・分野に絞った方が成績は上がりやすいです。
そして、その演習する単元・分野を
すでに習っている単元・分野に設定すれば、
早い時期から過去問を使えますよね。
1つの単元・分野に絞って演習するから
成績が上がりやすい。
しかも、その際に過去問を使っているから、
受験校の出題傾向を把握できる。
メリットだらけですよね。
かなり効率的に受験勉強ができます。
そして、過去問題集を選ぶ際には、
できるだけ収録年数が多い方がいいです。
収録年数が多い方が
演習量も多く確保できるからです。
また、単元・分野別に攻略した方が
初期の段階では圧倒的に効率が良いです。
単元・分野別でないと
過去問演習ができないですから。
演習問題に未習分野が混ざってしまうと、
すぐにやる気が失せてしまいますからね。
だから、収録年数が多いだけでなく、
過去問が単元・分野別に区分されている
問題集を選んだ方がいいです。
これらの条件を満たしている
オススメの過去問題集がこちらです。
→KEIオススメの過去問題集はこちら
この問題集では、
公立高校入試の過去問や
センター試験の過去問が、
単元・分野別・パターン別に
10年間分たっぷり収録されています。
書店で売られている過去問題集だと、
5~7年分くらいしか収録されていないはずです。
それだけだと足りないと思いますし、
単元・分野別に区分されていないですよね。
でも、上記の問題集なら、
10年間分たっぷりと収録されているし、
単元・分野別・パターン別に収録されています。
僕のように
過去問演習・研究を重要視している人間にも、
対応してくれている数少ない問題集です。
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過去問研究をしないで受験勉強を始めるのは、
見知らぬ土地で地図を持たずに目的地を目指すのと同じ事。
過去問研究をしながら受験勉強をするのは、
地図をよく見ながら目的地を目指すのと同じ事。
まずは既習分野に絞って過去問演習をする事で、
受験校の出題傾向をよく把握する。
まずは1分野に絞って徹底的に演習する事で、
短期間で成果を出してモチベーションを高め、
それから全分野・全科目に勉強を広げていく。
過去問演習・研究を重要視しているので、
できるだけ多く問題が収録してある問題集を選ぶ。
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これらの僕の戦略・思考に合った
数少ない過去問題集がこちらというわけです。
→KEIオススメの過去問題集はこちら
最後に念のために一言。
僕は上記の過去問題集を勧めましたが、
書店で売られている一般的な過去問題集も
購入した方がいいと思います。
つまり、
2冊用意した方がいいという事です。
出版社が違えば全くの別物ですから。
僕も受験生時代には、
受験する予定だった早慶の各学部は、
全て2冊ずつ過去問題集を用意しました。
全く同じものではなく、
違う出版社のものを一冊ずつです。
出版社が違えば、
それぞれに別々の長所があります。
僕は過去問研究を重要視しているので、
両方の長所を受け取るべきだと思っています。
例えば、
僕は最初は分野別の攻略を勧めていますが、
それで成績を上げてモチベーションが高まったら、
当然、全分野を通して演習すべきです。
しっかりと時間を測りながら、
全ての問題を通して解いていくべきです。
試験は時間との戦いですからね。
でも、今回紹介した過去問題集は、
単元・分野別・パターン別に区分されています。
全ての問題を通して演習する事はできません。
だから、入試問題をそのまま収録している
普通の過去問題集も必要になります。
書店で売られている過去問題集が
その普通の問題集に該当します。
僕は過去問研究を最重要視しているので、
2冊用意する事は当然だと思っています。
あとは、
あなたにもあなたの考えがあると思うので、
ご自身で判断してください。