【第2話】高校入試で経験した悲劇(不合格)

こんにちは、KEIです。

 

自分の中学時代を振り返ってみると、
僕の成績は順調に上がっていたと思います。

学校でも学年1位を何回も経験しましたし、
模試でも何回も偏差値が80を超えました。

 

当時、模試の成績優秀者として、
表彰された時に頂いたメダルです。

 

しかし、

高校入試の本番では、
僕は見事に不合格になりました。

模試でほとんどA判定しか
出したことがない高校に落ちました。

 

今回はその時の話をします。

 

中学時代の僕の勉強のやり方は、
ずっと塾に行っていただけでした。

中学入学当初はそれほど多くはなかったのですが、
中1の2学期くらいからは週4~5回は塾に行っていた記憶があります。

 

そうなってしまったのには、
家庭の事情もありました。

当時住んでいた家が
勉強をできる環境ではなかったのです。

 

当時僕が住んでいた家は
父が勤めていた会社の寮だったのですが、

玄関から部屋全体を見渡せてしまうくらい
かなり狭い部屋でした。

 

一つの部屋に家族4人が
住んでいるようなイメージです。

当たり前ですが、
自分の部屋なんかあるはずがありません。

 

机の近くにもテレビがあって、
いつも家族の誰かが見ています。

テレビの音・笑い声が聞こえてくるし、
家族の話声も聞こえてきます。

 

さらに僕を悩ませたのは、
当時母が拾ってきた猫でした。

 

これがかなり行儀が悪い猫で、
僕の机の上で平気でおしっこをしていました。

学校に提出しなくてはいけないプリントにも
何回もおしっこをひっかけてくれました(泣)

 

ちなみにですが、高校入試の前日にも、
僕の布団におしっこをひっかけました。

行儀が悪すぎるとんでもない猫でした。

 

さすがにこの家で勉強するのは無理なので、
僕は塾に行く回数を増やしました。

当時は成績が上がっていたこともあり、
塾に居心地の良さを感じ始めていました。

 

中1の初め頃、僕は得意科目ばかり勉強して
社会と数学の成績がかなり上がっていたのです。

国語と理科は苦手でしたが、
社会と数学の成績を塾で褒められました。

 

家では父から怒られてばかりだったので、
褒めてもらえる塾の居心地が良かったのです。

 

社会と数学の成績を褒められて嬉しかった僕は、
次に英語を集中して勉強し始めました。

そして、英語の成績アップにも成功し、
さらには理科の苦手克服にも成功しました。

 

結局、国語は苦手なままでしたが、

それでも何回も学年1位になり、
塾で受けていた模試では偏差値が80を超えました。

 

順調に成績が上がり続けたこともあり、
この頃から僕は早稲田の附属高校に進学したいと
思うようになりました。

小学生の頃から憧れ続けていた学校です。

 

しかし、成績は順調に上がっていたのですが、
僕は早稲田を受験できない事がわかりました。

通学する手段がないという事と、
僕の家の経済力では私立高校に進学するのは
無理という事でした。

 

あれだけ狭くて汚い家に住んでいたのですから、
家にお金がない事は気付いていました。

なので、ショックを受けながらも切り替えて、
学区内の公立高校を受験する事にしました。

 

そこは学区内で一番レベルが高い学校でしたが、
所詮は田舎の高校です。早稲田とは比べ物になりません。

塾で受けていた模試では
その高校はA判定しか出したことがなかったので、
塾の先生も親も自分自身も安心していました。

 

ところが、入試の数日前から
僕は焦りまくっていました。

ためしに数学や理科の問題を解いてみたら、
全然わからなかったからです。

 

「おかしい…」

そう思った僕は他の問題も解いてみましたが、
過去に経験したことがないレベルで全然できませんでした。

 

この時の僕には
問題が解けない理由がわからなかったので、
パニックになっていました。

直前になって焦り始めた僕を見て、
母も顔色を変えました。

 

そのまま受験に突入。

結果は不合格。

 

塾の先生と採点してみたら、
3年間で一回も取ったことがなかった点数が
目の前にありました。

 

僕は完全に
パニックになっていました。

急に自分の頭が
悪くなったのかと思いました。

 

僕は中学の3年間、自分の成績を鼻にかけて
調子に乗りまくっていました。

そのせいだと思いますが、
周囲の人たちに不合格を知られた後は
かなりのバッシングを受けました。

 

「メンタルが弱い」
「本番に弱い」

そうレッテルを貼られました。

 

でも、それが不合格の原因ではない事は、
僕自身が一番よく分かっています。

僕は本番に弱いタイプではないし、
試験当日もあまり緊張しませんでした。

 

それに、入試の数日前からすでに、
問題が解けなくなっていました。

入試当日だけ調子が悪かったのではなく、
その前から兆候は出始めていたのです。

 

しかし、この時の僕には
その原因がわかりませんでした。

急に問題が解けなくなってしまった原因が。

 

僕と同じように混乱していた母が
塾の先生に聞きました。

「なぜでしょうか?」と。

 

塾の先生の回答は、

「平常心ではなかったのでしょう。
僕も信じられません…」

という内容でした。

 

この時の僕は、自分が不合格になった原因が
全くわかりませんでした。

そして、周囲から激しいバッシングを受け続け、
失意のまま拾ってくれた高校に入学しました。

 

以上が僕の中学校生活です。

 

自分の想像を超えるレベルで
成績アップをすることもできましたが、

自分の想像を超えるレベルで
大きな落とし穴が待っていました。

 

今から当時の事を振り返ってみると、

何よりショックなのは、
周囲の大人たちが僕が不合格になった原因を
見抜けなかった事です。

親は素人だから仕方がないとしても、
なぜ学校の先生や塾の先生が見抜けなかったのか?

 

実は、現在の僕は、

当時の自分が不合格になった理由を
わかっています。

 

とても単純な理由です。
今なら絶対に同じ失敗はしません。

「本番に弱い」とか「プレッシャーに弱い」とか、
そんなよくわからない理由ではなくて
誰でも簡単に理解できる理由で僕は落ちました。

 

たしかに成績は上がっていましたが、

中学時代の僕の勉強のやり方には
致命的な欠陥があったのです。

 

でも、そんな単純な理由を
学校の教師も塾の講師も見抜けなかった。

僕はそういう人たちから
ずっと指導を受けていたのか…

 

僕だけならまだいい。

でも、同じようなレベルの
学校教師や塾講師が日本中の至る所にいて、
たくさんの受験生が彼らから指導を受けている。

 

おそらく、いや間違いなく、
僕と同じ単純な理由で不合格になっている人が
今も大量に発生している事でしょう。

 

僕は、自分と同じ単純な原因で
不合格になる人を減らしたい。

 

だから、僕は自学自習を推奨し、
「NEO UNIVERSE」という企画を通して、
僕の受験勉強の戦略と思考を教えています。

学校や塾・予備校に頼りきるのではなく、
自分自身で入試に合格するための戦略を
練る必要があるからです。

 

仮に塾や予備校に通う場合であっても、

「塾に頼る」のではなくて
「塾を使う」という意識をはっきりと持ち、
自学自習の基本姿勢を崩してはいけません。

 

僕と同じ轍を踏まないためにも、
自学自習の重要性だけは心に留めておいてください。

 

そして、

僕が高校入試で不合格になった単純な理由。

 

それは次回お話しします。

 

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