こんにちは、KEIです。
僕は成績アップの秘訣の一つは、
「褒められる事」だと思っています。
これは一般的にも言われていますが、
自分自身の経験からも強く感じています。
なぜか?
人は褒められると
「セルフイメージ」が上がるからです。
人は叱られすぎると
「セルフイメージ」が下がるからです。
(※)
セルフイメージの重要性については
こちらを参照してください。
僕は小さい頃からずっと
父親を恐れて生きていました。
毎日毎日怒られ続けて、
褒められた事なんてほぼありません。
このような毎日を送っていた僕は、
セルフイメージが極限まで下がりました。
自分でも自分の事が大嫌いで
「死にたい…」とさえ思っていました。
だから、小学生時代の僕の成績は、
このセルフイメージ通りになりました。
主要4科目の通知表はオール2で、
小学6年生の時に初めて受けた全国模試の
偏差値は約30でした。
このセルフイメージが変わり始めたのは、
小学6年生の終わり頃です。
当時、社会では歴史を勉強していて、
その成績が急に上がり始めたのです。
僕は子供の頃から三国志の英雄たちや
日本の戦国武将が好きでした。
なので、その延長として、
日本の歴史の漫画本を読み始めたところ、
社会の成績が急に上がったのです。
当時はちょうど塾に通い始めた頃で、
上がった社会の成績を塾で褒められました。
こんなに褒められた事がなかった僕は、
嬉しくて嬉しくて仕方がありませんでした。
中学に入学してからは歴史だけでなく、
地理の授業も始まりました。
歴史の成績アップで成功体験を積んだ僕は、
今度は地理だけに集中して勉強しました。
またすぐに成果が出ました。
歴史だけでなく地理の成績も上がり、
社会という科目でトップの成績を取った事を
塾で褒められました。
次は数学だけを集中して
僕は勉強するようになりました。
社会の次に得意な科目だったので、
またすぐに成果が出ました。
それをまた塾で褒められました。
僕は褒められる事が嬉しくて嬉しくて
仕方がありませんでした。
こうして褒められる事でどんどんと、
僕のセルフイメージが上がっていきました。
「もしかして俺はできる奴なのでは?」
と思い始めていました。
褒められる事が心地よくて、
僕はずっと塾に行くようになりました。
父親が帰ってくる前に塾に行き、
家族が寝静まるまで家に帰りませんでした。
家では怒られてばかりでしたから(苦笑)
僕が中学時代にずっと塾に行っていたのは、
この事が原因です。
気が付いたら中学1年生の10月には、
僕は学年1位になっていました。
塾で受けていた模試の偏差値は、
70台になっていました。
この半年間で僕の偏差値は、
40以上アップしていたのです。
中学2年生の夏ごろには、
僕の偏差値は80台になりました。
表彰を受けるようになっていました。
1年半で50以上アップしたことになります。
僕は褒められる事でセルフイメージが上がり、
そのセルフイメージ通りの成績に変わりました。
セルフイメージの力は
これくらいに強力なのです。
これは大学受験生時代も同じでした。
僕は高校入学後は全く勉強しなくなり、
赤点を連発して模試の偏差値も40台でしたが、
この状態から受験勉強を開始して
1ヶ月半で模試の偏差値を70まで戻しました。
やはり、中学時代の成功体験が
ものすごく大きかったのだと思います。
あの時に上がったセルフイメージのおかげで、
僕はまた偏差値を70まで戻せました。
でも、中学時代の僕は、
成績を大きく上げることはできましたが、
高校受験の本番では落ちています。
この経験で下がってしまったセルフイメージも、
大学受験生時代の僕は引きずっていました。
「俺は偏差値が高くても本番では落ちる奴」
というセルフイメージです。
(※)
僕の高校受験・大学受験体験記は、
こちらをご覧ください。
このセルフイメージを書き換えてくれたのが、
東京の繁華街で遊んだ経験でした。
そこで知り合った女子大生に
自分は慶応を目指している事を伝えると
「スゴイ!」と言われまくったからです。
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慶応を目指しているだけで
こんなに褒められてしまうのなら、
実際に慶応に合格した時には
どれだけ褒められるんだ?
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僕はそう思いました。
そして、
ブランドの服を着て
都会の女子大生と遊んでいた事によって、
「田舎者」「貧乏人」という
僕の劣等感にまみれたセルフイメージも変わり、
「俺は慶応に行っても大丈夫だ!」と
自信にあふれた考え方に変わっていました。
当時は表参道の美容院に通って
髪にパーマをかけたりもしていて、
知り合った女子大生から
「すごいオシャレ!」と褒められたり
していたからです。
(高校時代のバイト代を使いました)
つまり、
・慶応志望である事を褒められる
・髪型を褒められる
・服装を褒められる
これらの経験によって僕のセルフイメージは
「俺は慶応に行ける!」と変わっていたのです。
この頃からは、朝から晩まで、
慶応に合格する事しか考えられませんでした。
だから、意識しなくても自然に
慶応に合格するための行動をしていました。
これが「セルフイメージ」の力です。
意識しなくてもセルフイメージの通りに
人は自然に行動しているのです。
そして、
このセルフイメージを上げるための
最も有効な手段の一つが、
「褒められる事」だと僕は思っています。
僕も褒められた事によって
セルフイメージが上がり続けました。
中学時代は偏差値が50以上アップし、
大学受験生時代も20以上アップさせて、
早慶にダブル合格しました。
では、なぜ中学時代の僕は、
高校受験で落ちてしまったのでしょうか?
セルフイメージも成績も上がったのに、
なぜ本番では落ちてしまったのでしょうか?
褒められる事でセルフイメージが上がり、
それに合わせて成績も上がったところまでは
高校受験も大学受験も同じでした。
でも、この2つの時期の僕には、
「ある明確な違い」がありました。
この違いが原因で、
受験結果が正反対になりました。
高校受験ではA判定の高校に落ち、
大学受験では早慶にダブル合格したのです。
この違いについては、
次回の記事でお話ししたいと思います。