こんにちは、KEIです。
前回の記事では、
「やりたい事が見つからない理由」
についてお話ししました。
今回の記事では、
僕が自分の志を貫かずに
他人の意見に流されて後悔し続けた事の
話をします。
(今でも後悔しています…)
大学受験生時代の僕は、
・大学進学率が10%もないという
「環境」
・早慶には合格できるわけがないという
「他人の常識」
・どうせやっても無駄という
「他人の価値観」
これらを跳ね飛ばして
なんとか早慶志望を貫きました。
しかし、僕には他にも、
考えなくてはいけない事がありました。
それは、
「どの学部を受験するのか?」
という事です。
とはいっても、本来であれば、
これは僕にとっては
大した問題ではありません。
なぜなら、僕には
勉強したい事があったからです。
僕は小学生の頃から
早慶にあこがれ続けていましたが、
それと同じくらいに
「三国志」が大好きでした。
そして、そこから
日本の歴史にも興味が広がっていき、
「歴史」の成績を急激に上げた事から
僕の大成績アップが始まったのです。
だから、僕は大学でも
「歴史を学びたい」という気持ちを
漠然と持っていました。
それよりも、僕にとっては
早慶を受験できるかどうかの方が
大きな問題だったので、
「どの学部に行くのか?」については
あまり真剣に考えた事がなかったのです。
※
僕の家にはお金がなかったので、
私立大学を受験できるかどうかの方が
大きな問題だったからです。
でも、早慶志望を貫くと決めた後は、
「どの学部を受験するのか?」という事も
考えなくてはいけません。
僕は、最初は当然の事のように
文学部の受験を考えていました。
(文学部の史学科)
しかし、またもそんな僕に対して、
「世間の常識」と「他人の価値観」が
襲い掛かってきました。
それは、
・文学部に進学すると就職が不利になる
・文系であれば法律か経済を学んだ方が有利
という「常識」と「価値観」です。
世間の常識や他人の価値観を跳ね飛ばして
なんとか「早慶志望を貫く」と決断した僕には、
このさらなる「常識」と「価値観」の攻撃を
跳ね飛ばす力は残っていませんでした。
それに、正直にお話しすると、
「歴史を勉強したい」という気持ちよりも
「絶対に早慶に行きたい」という気持ちの方が
僕にとっては圧倒的に強かったので、
「早慶に入学できるなら学部は何でもいい」と
思ってしまったのです。
でも、まだ10代の少年だった僕は、
自分一人で決めるのではなく、
誰かに相談してから決めようと思いました。
とはいっても、
僕の地元は大学進学率が10%未満なので、
相談できるような先輩や友人はいません。
両親も高卒ですから、
相談しても何もわかりません。
親戚中を見回しても
中卒か高卒しかいませんので、
誰にも相談できません。
大学受験向けの塾も
地元には一つもありませんでしたので、
プロに相談するのも無理でした。
このような状況の中で、
僕は中学時代に通っていた
塾の塾長に相談しました。
相談した結果、この塾長は、
「文系であれば法律か経済を学ぶべき」
「歴史を勉強したいなら趣味でやればいい」
と僕にアドバイスしてくれました。
僕はこのアドバイスに
従うことにしました。
そして、慶応の看板学部である
経済学部を受験することにしました。
ただ、自分の中で、
中間の案も用意していました。
それは、法律も経済も歴史も
全て学べる学部を受験するという案です。
それができるのが、
早稲田大学の教育学部でした。
ここであれば、入学した後に、
自分の興味次第で色々な事を学べると
当時の僕は思ったのです。
僕の中で気持ちは決まりました。
第一志望は早稲田大学教育学部。
第二志望は慶應義塾大学経済学部。
この強い気持ちで受験勉強に臨み、
一気に成績を上げていきました。
しかし、また、
新たな問題が発生しました。
僕は受験生でありながらも
渋谷や池袋の繁華街で遊んでいたこともあり、
そこで色々な影響を受けて、いつの間にか、
早稲田志望が慶応志望に変わってしまったのです。
また、実際に受験が終わって、
早稲田教育にも慶応経済にも合格したのですが、
僕の中では慶応に気持ちが傾いていました。
そして、周りの友人たちにも相談したところ、
「早稲田の教育と慶応の経済で悩んでんの?
お前バカじゃね??普通、慶応の経済だろ!!」
と、相談した友人の全てが言っていました。
その結果、
僕は「歴史を学びたい」という気持ちを捨て、
ただ世間体のためだけに慶応の経済を選びました。
経済学には全く興味がなかったのに…
そして、入学した後の僕に、
今の僕から見たら当たり前すぎる試練が
襲い掛かってきました。
経済学がつまらなすぎて
授業に出るのが苦痛になったのです。
全く授業に出なくなって
毎日バイトばかりしていました。
バイト先の先輩たちは僕の事を
フリーターだと思っていました(苦笑)
※
偶然、僕が慶応生だという事が知られて、
それ以降は僕の扱いが変わりましたが…
当時は、一回美容院に行くと、
2万5千円くらいかかっていました。
※
肩にかかる長髪をパーマで外ハネさせて、
金髪に近い茶髪だったので。
また、全身ブランドの服で固めていたので、
服にもかなりの金がかかっていました。
そのため、バイトの時間がさらに増えて、
毎日バイト仲間と遊びまくっていました。
(大学には全く行っていません)
その結果、僕は留年し、
大学には5年間籍を置きました。
この頃の事を
「楽しかったか?」と聞かれたら、
めちゃくちゃ楽しかったです。
でも、それは、
大学生活が楽しかったわけではなくて
フリーター生活が楽しかっただけです。
僕は、自分が学びたい事ではなくて、
世間体や他人の評価を基準にして
進学先を選んでしまいました。
その結果、
大学での学業に全く興味が持てず、
フリーターに転身してしまったのです。
僕は普段からよく言っていますが、
人間は好きな事でないと継続できません。
好きではない事をやっても、
継続できないし成果は出ないのです。
僕は、自分が好きな歴史学ではなく、
全く興味がなかった経済学を選んでしまい、
それが原因で大学に行かなくなったのです。
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僕は自分が学びたい事ではなく、
世間体や他人の評価で進学先を選んでしまった…
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これが僕の最大の過ちでした。
でも、これだけならまだよかった。
これだけで止められていたら、
また違う大学生活を送れたはずです。
僕があのような5年間を送ってしまったのは、
さらなる大きな過ちを犯したからです。
今回お話しした過ちに続いて、
僕はさらに大きな過ちを犯したのです。
次回の記事では、
その過ちについてお話しします。
→KEIが犯したさらなる過ちはこちら