こんにちは、KEIです。
僕は、受験勉強においては、
「過去問」をとても重視しています。
この事をお話しすると、
「いつから過去問を始めたらいいですか?」
という質問がよく来ます。
この質問に対する
僕の答えは明快です。
「今すぐ」です。
今すぐに過去問を始めてください。
もう少し説明を加えると、
「過去問を始める時期は早ければ早いほどいい」
というのが僕の考えです。
今を基準に最も早い時期は「今」なので、
今すぐ過去問を始めるべきだという事です。
これは現在2年生であっても
1年生であっても同じです。
今すぐに過去問を始めるべきだという
僕の考え方に変わりはありません。
このように伝えると、
また次のような質問が必ず来ます。
「今過去問をやっても、
どうせ解けないですけど…」
上記のような事を言ってくる人は、
「過去問は受験前の最終確認のためにやるもの」
という考えを持っています。
だから、
過去問は受験直前にやるのが当たり前で、
「受験勉強の最初にやる」という発想がありません。
また、過去問は「最終確認」なので、
「過去問をやっても解けない」という状況を
異常なレベルで恐れています。
「今過去問をやってもショックを受けるだけ…」
と考えてしまい、過去問を始める時期を
できるだけ遅くしようとしているのです。
でも、上記の考え方が
一般的な受験生の考え方であり、
この業界の「常識」になっています。
圧倒的多数の受験生が
「過去問は受験前の最終確認」と考え、
受験直前まで手を出しません。
しかしながら、僕は、
全く違う考えを持っています。
全く違う考え・戦略の下に
過去問を利用しています。
だから、
「過去問をやっても解けない」
という状況を全く恐れていないし、
むしろ、
「解けないのが当たり前」という
マインドセットをしています。
そして、
過去問を始める時期が遅くなれば遅くなるほど、
合格可能性が下がっていくと考えています。
この僕の考え・戦略を
説明するとかなり長くなるので、
ここでは説明しません。
※
「NEO UNIVERSE」の中で
詳細に解説しています。
でも、ここで一つだけ、
考えておいてほしい事があります。
例えば、マラソンで42.195キロを走る時、
そのコースを知っている状態で走るのか
そのコースを知らない状態で走るのか
どちらの方が有利になるでしょうか?
そして、受験勉強を始める際に、
自分が受験する入試問題の出題傾向を、
知っている状態で受験勉強を始めるのか
知らない状態で受験勉強を始めるのか
どちらの方が有利になるでしょうか?
正直、僕に言わせれば、
「今過去問をやっても、どうせ解けない」
「ショックを受けたくない…」
という考えは視野が狭すぎるんですね。
「もっと重要な事があるだろ!」
「もっと大きな事を見ろよ!」
と言いたくなります。
「NEO UNIVERSE」で
僕が教えている理論の下では、
入試問題には2つのタイプがあります。
それをAタイプ・Bタイプとしましょう。
※
僕が勝手に言っている理論なので、
一般的な理論ではありません。
受験する学校の入試問題が
AタイプなのかBタイプなのかによって
取るべき対策は全く違います。
なので、受験勉強を始める前に
どちらのタイプなのか知っておかないと
大変なことになります。
つまり、最初に過去問を解いて
「戦略」を練る必要があるという事です。
そして、前回の記事では
「苦手科目との関わり方」をお話ししましたが、
それもAタイプなのかBタイプなのかによって
全く違ってきます。
Aタイプでは、苦手科目(分野)を
完全に放置することはできません。
しかし、苦手科目(分野)を
後回しにした方が成績は上がりやすい
というのが僕の考えです。
それに対して、Bタイプでは、
苦手科目(分野)は放置する事ができます。
というよりも、放置してしまった方が
合格可能性が上がるというのが僕の考えです。
つまり、Bタイプでは、
苦手科目(分野)に勉強時間を割けば割くほど、
不合格になる可能性が高くなるという事です。
※ あくまで僕の考えですが…
このように、
入試問題のタイプによって
取るべき対策が全く違ってきます。
にもかかわらず、
「過去問は受験前の最終確認」で
本当にいいのでしょうか?
受験直前まで手を出さないで
本当に大丈夫なのでしょうか?
この機会に一度しっかりと
過去問の使い方について考えてみてください。
【NU生の皆さんへ】
今回の論点である
「過去問を始めるべき時期」もかなり重要なので、
僕はNU通信内で何回も話をしてきました。
だから、本来であれば、
NU通信を全て復習してほしいです。
でも、優先順位というものもあるので、
今回はそれをお伝えしておきます。
NU通信の
【4】「2つのタイプの入試問題」
【8】「KEIの受験勉強の戦略とは」
【12】「KEIが一番最初に過去問を解いた理由」
を重点的に復習してください。
【12】は【13】とも関連しています。
→NEO UNIVERSEのコンテンツ一覧はこちら
受験勉強に限った話ではないですが、
努力の方向性を誤ると全く成果は出ません。
なので、最初に過去問を分析して戦略を練り、
正しい方向に向けて努力をするようにしてください。