こんにちは、KEIです。
僕のところによく来る質問の中に
次のようなものがあります。
「なかなか覚えられないんですけど…」
「効率的な暗記方法はありませんか?」
こういう質問をしてくる人に
暗記するために何回勉強したのかを聞くと、
ひどい時だと1回、多くても5回くらいです。
僕の回答は明快です。
「それで覚えられるわけがないでしょう」
1回~5回やっただけで
全てを完璧に覚えてしまったら、
それは異常です。
それは頭が良いのではなくて
完全にどこか頭がおかしくなっているので、
気を付けた方がいいです。
(病院に行った方がいいかもしれません)
これは「NEO UNIVERSE」で話した事ですが、
例えば、僕の日本史の場合であれば、
自分専用のインプット用教材を作成して
それを最低でも20回以上は繰り返しました。
※
「最低でも20回」というのは、
いちいち回数を数えていなかったからです。
どれだけ少なく見積もっても
「20回以上はやった」という事です。
※
僕が作ったインプット用教材については、
NEO UNIVERSEで画像付きで公開しています。
そして、
昨年「入試マスタープログラム」に参加して
偏差値を30以上アップさせて
難関国公立大学(理学部)に現役合格した
僕の教え子Uさんの場合であれば、
同じ教材を最低100回以上は音読したそうです。
まあ、正直な感想を言わせてもらえば、
それくらいは必要だと思いますよ。
たったの「20回」で済んでしまった僕は
頭がおかしかったのかもしれません(苦笑)
それは冗談だとしても、
最低でも10回以上は繰り返さないと無理です。
たったの1~5回繰り返しただけで、
全てを覚えられるわけがありません。
だから、「覚えられない」と
悩んでいること自体に意味がないんです。
できるわけがない事を
「できない」と悩んでいるのですから。
そんな無駄な事で悩む時間があったら、
「どうやって暗記作業を10回以上
繰り返すための時間を作り出すか?」を考えた方が
建設的ではありませんか?
このように話すと、
またさらに次のような質問が来ます。
「10回以上も繰り返す時間なんてありません…」
「だから効率的な暗記方法を探してるんですよ!」
これが本質です。
成績が上がる人と上がらない人、
2つにわかれてしまう原因の本質部分です。
短期間で大幅に成績を上げる人は
最低でも10回以上繰り返す時間を作り出します。
それに対して、
成績を上げることができない人は
その時間を作り出せません。
というよりは、
「作り出そうともしない」というのが
正確な表現です。
さらに言います。
実は、僕も成績が上がらなかった頃は、
1~5回くらいしかやっていませんでした。
それから「あるマインドセット」をして、
20回以上繰り返すようになってから
大きく成績が上がっていったのですが、
1~5回しかやっていなかった頃よりも
20回以上繰り返すようにした頃の方が
トータルの勉強時間は減っていました。
重要なのでもう一回言いますよ。
繰り返す回数を増やしてからの方が、
僕のトータルの勉強時間は大幅に減りました。
だから、
「時間がないから繰り返せない」というのは、
僕の中では完全に論理矛盾しています。
僕の教え子たちも同様です。
偏差値を30以上アップさせて
難関国公立大学(理学部)に現役合格した
僕の教え子Uさんも、
他の同級生たちが当たり前のようにやっている
「ある事」をやっていませんでした。
(やらないように僕が指導しました)
それをやらない代わりに
100回以上の音読をしたのだと思いますが、
それでもおそらく、他の同級生たちより
トータルの勉強時間は少なかったはずです。
それくらい、他の受験生たちが
当然のようにやっている「ある事」は無駄であり、
それをやめて僕の手法に切り替えれば、
成績は大きく上がるし勉強時間も減らせるのです。
だから、僕にとっては、
「10回以上も繰り返す時間がありません」
という悩みは、失礼ですが、
とんちんかんすぎる悩みです。
平気で無駄な時間を使っているくせに、
その時間を削らずに重要な事をやらないなんて
ありえなくないですか?
僕に言わせれば、
「マインドセットがずれている」としか
言いようがありません。
絶対にやらなければいけない事をやらずに、
やる必要がない事ばかりやっているのですから。
僕の教え子たちが
短期間で大きく成績を上げているのは、
やる必要がない事をやめさせて、
絶対にやらなければいけない事に
集中させているからです。
だから、たしかに
非常識なスピードで成績を上げてはいますが、
特別な能力を持っているわけでもないし、
生まれつきの天才でもありません。
特に、僕自身は、
絶望的に低レベルな頭脳の持ち主だし、
最低レベルの根性ナシです。
だから、無駄な事を一切やめて、
必要な事だけに集中しました。
その結果、
必要な事を20回以上繰り返しましたが、
無駄な事を一切やめているので
トータルの勉強時間は大幅に減りました。
1日24時間。1年間365日。
この時間は全ての人に
平等に与えられています。
しかし、
平等ではありますが有限です。
限られています。
この有限な時間をどのように
有効に活用していくのか?
どのように活用して
受験までに必要な学力を身につけるのか?
僕の結論では、
無駄な事を一切やめて
必要な事に完全集中するしか
方法はありません。
多くの人は
時間は有限である事を忘れて、
無駄な勉強をやりすぎています。
そして、必要な事だけに完全集中すれば、
トータルの勉強時間を減らすことも可能です。
そうすれば、受験生だからといって、
勉強だけをする必要はなくなります。
だって、勉強だけの受験生活なんて、
つまらないしストレスが溜まるでしょ?
僕は絶対にそんな生活はイヤですね。
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ストレスだらけの受験勉強をしても
全く成績が上がらない受験生
ストレスフリーの受験勉強をしながら
効果的に成績を上げていく受験生
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どちらのタイプの受験生になるのかは、
あなたの時間の使い方次第です。
あなたもこの機会に一度、
時間の使い方を考え直してみてください。
【NU生の皆さんへ】
今回の論点である
「有効な時間の使い方」はかなり重要なので、
僕はNU通信内で何回も話をしてきました。
だから、本来であれば、
NU通信を全て復習してほしいです。
でも、優先順位というものもあるので、
今回はそれをお伝えしておきます。
NU通信の【15】と【16】が
今回の話と最も関連しています。
【17】もとても重要です。
僕専用のインプット用教材については
【13】「KEIが使ったインプット用教材」を
参照してください。
受験勉強に限った話ではないですが、
成果が出にくい事に時間を使いすぎて
成果が出やすい事に時間を使わない人が
多すぎます。
必ず、上記のNU通信の
復習をやり直しておいてください。
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